活動記録(2023年度7月)

7月5日院生ゼミ

 

本日は、K.KさんとH.Tさんによる研究構想発表が行われました。

 

K.Kさんは、「小学校社会科における子供の読解力の育成-読解方略スキルシートを用いた効果と検証-」という題目で発表されました。

「教科書や資料を読み取ることが苦手な子どもがいるのはどうしてだろうか」というリサーチクエスチョンからスタートし、「小学校社会科において読解方略スキルシートを用いた資料の読み取りを行う。読解方略スキルシートを用いることが子どもの読解力の育成に与える効果について検証すること」という研究の目的を立て、実践を終えられました。子どもたちがスキルシートを真剣に見ている写真が印象的でした。20日の合同ゼミに向けて、これから分析、結果と考察を付け加えられていくということです。

 

H.Tさんは、生活科の授業場面から低学年の子どもたちの「気付き」の質を高めるところに視点を置き、発表を進められました。

活動の最中の子どもたちの気づきをどう高め、どう共有するとよいかという、目指す子どもたちの姿を具体的にイメージされていて、そこに向かうためにはこれからどんな分析方法が必要なのかということを話し合われました。20日の合同ゼミに向けて、これからさらに分析方法や研究内容を精緻化していくと決意も述べられました。

 

次回はY.Kさん、A.Wの発表となります。よろしくお願いいたします。

また、今週末教員採用試験のある方々、応援しています。

 

A.W

7月7日学部ゼミ

 

本日の学部ゼミでは、個人面接練習を行いました。

 

本日は、院生の皆さんにも参加していただき、より緊張感のある本番に近い雰囲気で面接練習を行うことができました。院生の皆さんから、様々な視点からの鋭い質問もしていただいたことで、自分の不足していた部分にも気づくことができ、新たな課題も見つけることができた、とても濃い貴重な時間となりました。

 

それぞれの面接練習の後のグループでの振り返りを通して、自分が気づいていない無意識に出てしまう癖を意識して直していくことや、声の大きさやスピードに気を付けること、面接官から追質問をされそうなところを事前に予想し、回答を用意しておくことなど、各グループから良い面接にするための課題も共有しました。

 

私たちは教育実習やボランティアなどの場で多くのことを学んできており、引き出しは既に十分にあるため、どのような質問に対してどの引き出しを使って考えを述べるのかという準備を丁寧にしていく必要があると実感しました。

 

今日行った緊張感の中での面接練習は必ず本番に生きると思います。今日見つけた自分の課題を残りの期間で修正し、本番で自分の良さを発揮できるよう、頑張りましょう!

 

R.M

7月12日院生ゼミ

 

Y.KさんとA.Wさんによる第2回目の研究構想発表が行われました。院生のみならず学部生のみなさんも参加してくださり、より多面的・多角的な視点から検討を行うことができました。ご参加ありがとうございます。

 

Y.Kさんは、「中学校社会科における批判的思考態度を醸成するPACTスライドの開発と評価」という題目で発表されました。前回に引き続き情熱と意欲が溢れ出る発表、かつ分かりやすい構造的なスライド資料で聞き手にも伝わりやすい発表でした。

第1回目の検討よりもさらにブラッシュアップがされており、特に「研究のキーワードと近い先行研究」が数多く紹介されているのか印象的でした。批判的思考態度に絡む尺度やシートに関する先行研究も充実しており、かつ最新の論文まで洗い出しされていたため、Y.Kさんの研究に生きそうな鮮度の高いヒントで溢れていると思います。また「Peer Assessment Critical Thinkingスライド=PACTスライド(仮)」という開発教材が紹介されました。スライドのイメージ案も複数あり、参加者からも案に対する新しいアイデアや懸念事項などが話し合われました。

 

A.Wさんは、「GR省察シートを用いた授業改善・創造モデルが対話リフレクション中の若手教師の発話に与える効果の検証」という題目で発表されました。前回の反省点を活かし、スライドや題目などを変更されたそうですが、スライドの完成度や内容の伝わりやすさも格段と上がり、前回よりも内容に踏み込んだ議論ができたと感じます。

子どもたちの話し合いの場面・経験の浅い若手教師に着目し、話し合いを支えるグランド・ルールを授業中の教師の発話から観察し、「GR省察シート」に記録する。そして、4段階に分かれた授業改善・創造モデルを基に若手教師の意識変容に与える効果を検証するという内容でした。新たにResearch Questionが追加されたことにより、聞き手にとっても自分ごと・日常の授業の中での気づきと結びつけて考えることができました。今回は結果と考察までお話があったので、今後はまとめと今後の課題や、意見の裏付けとなる先行研究を探すとのことです。

 

お二人ともありがとうございました。参考にさせていただきます。

次回は20日(木)に行われる信州大学佐藤ゼミとの合同ゼミに向けて、、学部生の構想発表が行われます。

残りの時間でベストを尽くして、お互いに頑張りましょう!

 

S.K

7月14日学部ゼミ

 

本日は、長野県の教採受験者のための模擬授業練習、来週の信州大学との合同ゼミに向けての研究構想を行いました。

 

模擬授業の練習では、各グループごとで授業の構想を考え、それに基づいて実際に長野県受験者が模擬授業を行い、その後模擬授業の振り返りを行いました。

客観的に見てもらわないと気づかない自分の課題や、短い時間の中でも使えるちょっとしたテクニック等を伝えてもらい、とても有意義な時間になりました。

榊原先生にもアドバイスを頂きましたが、3分という短い時間の中で面接官に見せられるものの多くは、子どもを前にした時の立ち振る舞い方だと思うので、子ども達の姿を想像して、演者になって、明るく自分らしく模擬授業をしたいと思いました。

長野県受験者のために時間を頂きありがとうございました!

 

研究構想では、グループで互いの研究の進捗状況を伝え合いました。

前回の論文まとめの発表から、それぞれさらに内容を深めていたり、新たな興味を見つけていたりしていて、互いの研究から視野を広げられたと思います。今後多くの先行研究にあたり、自分の研究を深めていきたいです。

 

来週はいよいよ信州大学との合同ゼミです。

楽しく活発な学び合いの場にしていきましょう!

 

H.Y

7月19日合同ゼミ

 

本日は明日の信州大学佐藤研究室との合同ゼミに向けて学部4年生が発表リハーサルを行いました。

 

学部生、院生に向けて、発表し、発表時の態度や視線、言葉使いを意識しながら、自分の研究のイメージを伝え、多くのアドバイスを送り合いました。発表後の検討の中で、新たな視点や、自分の浅かった点などが多く明らかになりました。

 

明日の発表でも多くの学びが得られると思うと楽しみです!

 

最後はM2のみなさんからも発表を頂きました。スライドの構成、デザイン、発表の態度、内容とも学部生、M1にとって大変参考になりました。

憧れるだけでなく、盗めるところはどんどん吸収していきたいと思います。それを積み重ね研究室全体で成長していきましょう!

 

いよいよ明日は、待ちに待った合同ゼミです。

新たな出会いを楽しみに、これまでご尽力頂いた方々に感謝の気持ちをもち、最高の1日にしましょう!

 

堀田先生、佐藤先生、佐藤研究室のみなさんが『上越に来てよかった!!』と思って頂けるように全力で頑張りましょう!

 

もちろん、夜も主体的・対話的で深い飲み会を実現しましょう!

 

榊原研究室全員で最高の1日をつくりましょう!!

 

 

Y.K

 

7月20日 信州大学佐藤研究室 合同ゼミ

 

本日は、信州大学の佐藤研究室と合同ゼミを行いました。4月に引き続き2回目の合同ゼミでしたが、今回は上越の地でスペシャルゲストの東北大学の堀田龍也先生をお招きして開催されました!

 

 

第一部では、佐藤研究室の学生、OGの方の授業参観をさせていただきました。子どもたちが目を輝かせながら主体的に学ぶ姿・授業の最後に子どもたちが「こんなことができるようになったんだよ!」元気よく伝えてくれた姿がとても印象的でした。また、教えるべきところは教える,できそうなことはやらせる,その時の子どもたちを見とって,足場かけを意識することで,学習の個性化を図ることができると感じました。

 

第二部では、合同ゼミを行いました。研究についての討論、授業についての検討会を行いました。異なる地で自分たちと同じように頑張っている学生との交流はとても刺激になりました。お互いの研究について、批判的な視点から、クリティカルな質問、鋭い問いをすることによって建設的な、お互いのためになる討論をすることができました。なぜ研究室が違っても、研究テーマが違っても協働して学び合うことができるのか、それは堀田先生がおっしゃっていた学問の基盤があるからだと思います。

 

第三部では、お酒を交えながら楽しく、学びのあるひとときを過ごすことができました。

 

堀田先生、佐藤先生、佐藤研究室の皆様、本当にありがとうございました。

佐藤研究室の皆様とこれからもお互いに高め合えるような関係でいれたらな、と思います。

次回1月の合同ゼミ@信州大学もとても楽しみにしています!

 

 

K.N 

 7月20日 

信州大学佐藤研究室 合同ゼミ 報告チラシ作成!

 

先日OBOG会にて榊原研レジェンドのみなさまにお会いしましたが、その際にも7/20に開催された「信州大学の佐藤研×榊原研の合同ゼミ」そして超スペシャルゲストの「堀田先生」に関するお話で盛り上がったのが記憶に新しいです。

 

A.Kさんが「スピードは誠意」と榊原先生のメールを引用してお話しされていたのですが、多忙の中でもメーリスを見ていらっしゃるのがさすがだと感じました。

また、どんな学びがあったのかチャットも見たかったと仰っていた方もいらっしゃいました。

貪欲な姿勢、常に学びをアップデートしようとする姿、私もそんな熱き教育者になりたいと心を打たれました...。

 

少しばかりではありますが、アジト前の各研究室用の掲示板に貼り出す「合同ゼミ報告チラシ」を学びの振り返りとして共有させていただきます。

学部4年生のK.N・I.R・M2のK.Sで制作しました。

2枚目には、佐藤ゼミ・榊原ゼミ両方のゼミ生による学びの振り返りも各テーマごとに載せてあります。

ぜひお時間のある際にご覧ください。

 

今年はだいぶ暑い夏となりそうです。みなさまもお身体をお大事になさってください。

また今度お会いできる日を楽しみにしております。

 

K.S 

 7月28日 学部ゼミ

 

本日の学部ゼミの報告をいたします。

本日は卒業研究について、先輩方の実際の研究を基に学部生全員で勉強させていただきました。

 

前半では、H.Tさんの実際の中間発表を見せて頂き、スライドの作り方をはじめ、研究の構想や進め方についてH.Tさんに教えていただきました。実際の中間発表のスライドを見せて頂いた中で、「色ではなく動きでアクセントをつける」「文字を四角に囲って見やすくする」などの発表に向けての具体的な工夫について教えていただきました。学部生がこれから準備することや、今自分たちが何をしていくべきかという具体的なビジョンが見えた貴重な機会となりました。特に、論文は「文章」なのだから、口頭で説明できることに満足せず、文章で伝えられるように意識をしながら考えていく必要があるということが大切で、学部生がこれから意識していかなければならないことであると感じました。

 

後半では、先輩方の論文を改めて読ませていただき、感じたことや参考にしたいことなどを全員で共有しました。榊原先生から「しっかり読んで体得してほしい」というお言葉を頂き、今回のゼミでは質の高い先輩方の論文を読むことから始めました。しっかりと読んで、自分たちの力にしていくことが大切なので、これを機に、研究に向かうためのスキルを各々確実に身に付けていきましょう。自分たちも歴代の先輩方の様に、質の高い論文を執筆できるようこれから日々邁進してまいります。

 

改めてH.Tさん、本日はお忙しい中、学部生のためにお時間を頂きありがとうございました。学部生一同、心から感謝申し上げます。そして、これからも研究等についてお力添えを頂くことがあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。

 

さて、明日はいよいよOBOGゼミです。OBOGのみなさん、明日は現場でのお話をたくさん聞けることをゼミ生一同とても楽しみにしています。それでは、明日よろしくお願いいたします。

 

 

A.K